動かせない、なくならない存在である土地は、人の命を超えて永遠に続いていくものです。この永遠という存在と、今後、とてつもなく長い期間ずっとおつきあいしていこうという発想が自らの事業内容とマッチするのでしょうか、生命保険会社は土地を購入することに昔から積極的であり、また土地持ち企業として常に国内ランキングの上位にその名を連ねています。日本でも有数の土地持ちは、日本生命です。生命保険会社は定期的に顧客から掛け金が入ってくるために、常に流入してくる資金を預金、株式や債券、不動産などに投資しています。生命保険会社といえば、安全に堅実にというのがモットーの会社が多いですが、その生命保険会社が多数の不動産を歴史的にもずっと投資、保有しつづけてきているのはなぜでしょうか。おそらく生命保険会社の多くはこの土地の持っている本当の価値を知っているからなのだと思います。動かない、なくならないという永遠の価値を理解し、土地から引き出せる価値を未来永劫享受していくことが、中長期の期間にわたってお客様とつきあっていく生命保険という商品特性にマッチすることを、長い歴史を通じて、彼らは体得しているのです。平成の初期にバブルが崩壊したときに、一部の生命保険会社は保有している不動産の多くを売却することとなりました。
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