「地位を問わない公平な住宅金融」の歴史の終わり

2011.12.02

非正規雇用の容認とは、国民の間に貧富の差が広がっていくことの容認でもあり、住宅金融公庫の終焉とは、「地位を問わない公平な住宅金融」の歴史が終わったことを意味する。「みんなそろっていまより豊かになろう」という思いには明確なピリオドが打たれ、日本は格差のある国へと船出した。それはまさしく戦後の終わりであり、日本はそれまでとは異なる国になったといえる。ただ、公的な住宅金融を廃止して、すべてを市場原理にゆだねるということについて、国会は最後まで懸念を捨てなかった。

[参考]
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住宅金融公庫法改正案の成立に際し、衆議院と参議院はともに、住宅金融公庫のあとをつぐ独立行政法人が直接融資をおこなうかどうかについて、「民間金融機関が、長期固定のローンを大量・安定的かつ公平に供給しているかどうか、見定めたうえで決める」という旨の附帯決議をおこなっている。




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