超高層マンションの宿命は「軽くしなくてはいけない」ということだ。低層マンションのような建築部材を使っていたら、大地震がきたり強風が吹けば自らの重みで自壊していくことも考えられる。地震への対応策としての柔構造をとっていることもあって、柳のようにしなやかに揺れるために建物を軽くする必要があるのだ。このために住戸間の戸境壁は低層や中高層(高さ60m以下)のマンションであれば、鉄筋コンクリート造(湿式工法)を採用するが、超高層マンションでは、乾式工法を採用する。
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乾式工法とは、軽量鉄骨を間柱にし間柱と間柱の間に吸音材を入れて、その両側に厚めの石膏ボードを張ったものを戸境壁としたものだ。この軽量化のための工法が何をもたらすかといえば、騒音だ。従来は、乾式工法は住戸内の部屋の間仕切りにも使われたもので、遮音性が低く、隣戸のテレビ音、電話音など、かすかに漏れて聞こえてしまうのだ。