自動車社会を無視した駅前マンション開発

2011.10.21

「地方都市の多くがもはや基本的に自動車社会。ロードサイド店=国道沿いの大型店舗に消費が集中するスタイルです。いわば「ワンストップ型」で、国道沿いといえども中小規模の店舗は続々潰れる傾向にある。わざわざ国道にも面しておらず、駐車場設備もないようなマンションにはテナントは入らない。当然そのテナントに依存した修繕計画を立てているマンションが生き残れるはずがないのです」(不動産業者)実は、このテナント崩壊型のスラムマンションは高崎だけではない。

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高崎を中心に、前橋、伊勢崎でもこうした事情は共通している。これらの共通点はいずれも国道17号線沿い、ということだ。破たんルート国道17号線を北上してみた。群馬県の県庁所在地・前橋でも、駅下真ん前の眺望優れた新築高層マンションが、1188万円〜というヤケクソめいた改定価格で投げ売られている。市街地では高崎の駅前同様に、テナントがごっそり抜け落ちたスラムマンションがあった。花壇には、崩落した外壁の破片が掃き集められている。マンション背面の鉄骨非常階段は改修工事が滞っている様がありありとうかがえた。17号線沿いには目を見張るような大型のショッピングモールを中心に、ネットカフェや大型電気店、紳士服店などが集中したエリアがところどころにある。その半面で、こうしたモールから離れれば国道沿いですらマンションの一階はシヤッター街になっている風景は珍しくない。自動車社会のもたらした恐るべき二極化が進行しているのを目の当たりにしつつ、埼玉県熊谷市にまで南下する。




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