ブランド戦略を徹底しており、商品を中・高級品に限定することで、高級ブランドイメージの確立と、高い利益率の達成を実現している。今後の海外事業の成長の柱の一つとして位置付けている欧州でも、高級分野を中心とした展開を考えており、二〇〇六年には、イタリア・ミラノで開催された世界最大級の国際家具見本市「ミラノサローネ」に出展する等、TOTOのデザインカやブランドイメージの高さをアピールする取組みを積極的に行っている。
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このように、日本の高い技術力・ブランド力を最大限に活用すれば、海外展開が難しいと考えられてきた住宅設備・建材分野においても、十分に海外展開は可能である。国内市場が縮小傾向に向かうなかで、海外事業を軌道に乗せることができなければ、今後の大幅な成長は見込めないと考えられる。とはいえ、住宅設備ではTOTO、建材ではYKKAPのように、すでに海外の主要な市場で確固たる地位を築いているプレイヤーがいるなかで、今後海外展開を積極的に進めていこうと考えているメーカーは、同じようなアプローチをとるだけで競争に打ち勝つことは難しい。